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タイ料理のステキをはじめ、食材やハーブ、文化など。タイの魅力を色々な視点から切り取ってご紹介。タイの空気が香るような情報をイラストとともにお伝えします。

画鋲

ナンプラーのお話

ナンプラーのお話

米を主食とする文化が共通するアジア圏では、
使用する調味料も“ごはんに合う”ことが絶対条件。
私たち日本人がまず思いつくのは醤油でしょうか。
醤油の香りって、味って、どうしてあんなにごはんがすすむんでしょう?
 
日本の食卓が醤油なしに成り立たないのと同じくらい
タイ料理に欠かせない調味料がナンプラー(ナムプラー、タイの魚醤)です。
旨みをいっぱいに閉じ込めた琥珀色の液体、
ほんの数滴で料理に“タイの味”を与える威力、
タイを代表する調味料と呼んで異論はないはず。
 
ナンプラーはナム(水)+プラー(魚)を組み合わせた言葉で、
主原料は新鮮な魚と塩・時間、以上!
使用する魚はカタクチイワシが主で、
漁場に近いラヨン県が特に有名な産地です。
昔は川魚を使うことも多かったようですがこれは、
タイの食文化が川と田を中心に始まったものだからでしょう。
 
たっぷりの魚を塩と一緒に漬け込んで発酵させ、
滲みでてきた液体がナンプラーです。
醤油同様、ナンプラーも品質やお値段は様々で、
じっくり時間を掛けて発酵させた、
雑味や濁りのない上澄みが1番おいしくて高品質とされています。
 
知っているけど使ったことがない、使い方がわからない…
なんて難しく考え込まないで。
タイではお醤油と同じようにつけたりかけたり、
風味付けに使ったりしています。
 
ナンプラーの味をシンプルに楽しむならおすすめはタイ風目玉焼きごはん。
炊き立てごはんに目玉焼きを載せて、刻んだ生唐辛子を漬け込んだ
“プリックナンプラー”を垂らせば、
香ばしさと刺激にお箸が止まらなくなります。
魚の旨み濃い発酵調味料だから、
お魚や豚肉の煮物、揚げ物の下味付けにも相性◎。
いつもの食卓がすこしだけアクセント帯びた“タイの味”、
クセになること請け合いです。
 
日本のテーブルにぴたりと収まるタイの調味料、驚くことではないんです。
だって、昔々から米を育て、ごはんを主食とする
同じアジアの食文化を汲んでいるのですから。

ナンプラー 150ml

このコラムの商品はコレ

タイの上質なナンプラーを厳選して新鮮ボトルに詰めました。タイ料理以外にもいつもの炒め物や煮物、サラダに使って深いうまみを楽しんで。

タイダンスCafé [イラスト]おおのきよみ:イラストレーター。1999年タイを拠点に7ヶ月間アジア各国を巡るスケッチ旅行に出掛け、帰国後、主に旅行関連の書籍で活動を開始する。現在も絵を描きながら旅を続け作品を発表している。著書に「おもちかえりアジア」(情報センター出版局)等。

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