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タイ料理のステキをはじめ、食材やハーブ、文化など。タイの魅力を色々な視点から切り取ってご紹介。タイの空気が香るような情報をイラストとともにお伝えします。

画鋲

タイのチャーハンのお話

タイのチャーハンのお話

日本人が大好きなごはんメニューの一つ、チャーハン。
同じお米文化のタイにも、
「カオ=お米・パット=炒める」というチャーハンがあります。
 
タイのチャーハンは、味付けに基本砂糖が入るのでちょっと甘め、
タイ米でパラパラ。
お皿には、揚げ焼きの目玉焼きや、
きゅうり・マナオ(タイライム)・青ネギなどが添えられ、
プリックナンプラー(唐辛子入りナンプラー)などで
味に変化を付けながら食べます。
青ネギは生で1本丸ごと、カオパットをほおばりつつ時々かじる!
これがタイスタイル。
 
さらに、バリエーションもとっても豊富。
塩味のカニチャーハンに、シーユーカオ(タイの薄口醤油)味の
エビやお肉が入ったチャーハン、
カレー味のパイナップルチャーハン「カオパットサパロット」・・・
 
アメリカのチキンライスがルーツの「カオパットアメリカン」は、
ケチャップ味のミックスベジタブル入り、
付け合わせはウインナーやハム・鶏の唐揚げ・目玉焼き。
タイ人にとっての"昔ながらの洋食"でもあります。
 
「カオパットロッファイ」は、国鉄の食堂車で出てくるチャーハン。
ロッファイ=電車という意味で、シーユーダム(タイの濃口醤油)か
紅腐乳で味付けされ、豚肉やケールが入ります。
紅腐乳のカオパットは、ピンク色の見た目がインパクト大!
 
最近のおしゃれなカフェではガパオ味やグリーンカレー味、
トムヤム味のカオパットも食べられたりするんですよ。
 
タイを訪れた際はぜひ、
お気に入りのカオパットを見つけてみて下さいね♪

ジャスミンライス

タイハーブの香りとエビの旨みを濃縮したトムヤム味のソース。チャーハンはもちろん、焼きそばや野菜炒めなどにも。いつものメニューが簡単にエスニック風に!

[イラスト]おおのきよみ:イラストレーター。1999年タイを拠点に7ヶ月間アジア各国を巡るスケッチ旅行に出掛け、帰国後、主に旅行関連の書籍で活動を開始する。現在も絵を描きながら旅を続け作品を発表している。著書に「おもちかえりアジア」(情報センター出版局)等。

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